私の友人はダイビングを始めたばかりの頃、てこんなことを言ってました。
「なんかさー、エントリーするときにバックロール(*)するじゃん。その時にあー、自分はダイバーなんだなーって
自覚するんだよね。昔テレビでボートから後転しながら入る人をみて、その姿がとてもプロっぽく感じてたけど、
それを今自分がやってるんで、不思議な感じがする。」
(*バックロールエントリーのこと。タンクを背負って、ボートの端に腰掛け、
そのまま
後ろ向きに回転して入水する方法)
私はこのとき、「ははーん、なるほどね・・」と思いました。
プロっぽいということに関していえば、私は自分で口にするたびに、彼女と同じように、すこし業界人になったかのような気になる
言葉があるんです。隠語めいたプロっぽさを醸し出してる言葉。
「はいる。」
ピンときた方、います??
「はいる。」ってどういうときに使うかって??
こんな風に使います。
「あ、あそこね。あそこは2回はいったとある」
「あそこ(のポイント)で2回潜った」じゃなくて敢えて「はいった」という
言葉を使うあたり、指にタバコでも挟んで気取ってみたくなるような・・・そんな気持ちになりませんか?