ツタンカーメンって知ってますか?
私ははっきり言って「名前だけ」知ってました。
多分そういう人が大半じゃないかな。
しかし、この人にまつわる基本情報をちょっと頭に入れただけで、一気に盛り上がりをみせました。
ちょっと萌えちゃったかも。
「ヤングな王様」
ですから。それも、約3300年前の。(もう実感できませんね?)ところで、イケメンだったのか!?
エジプト王立博物館で観た「ツタンカーメンの黄金のマスク」は本当に楽しみでした。
ツタンカーメンの秘宝のなかでも、やはり最重要出土品とされているのでしょう、
暗い部屋にウヤウヤしく飾られていました。
「か、かぶりたい・・・」
そんな衝動を抑えつつ、しばしポカーン。観てる人皆ポカーン。笑えた。
(写真はアリマセン。ガイドブックにカメラはお金を払えば持込可となっていたのですが、
今は完全持込禁止でした。)
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priceless って分かってます
けど、それでも知りたい。
いくらですか?
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ツタンカーメン、名前さえも知らない人のために少し語らせてもらいましょう。
ツタンカーメンは新王国時代第18王朝の19歳の少年王。しかし、在位期間があまりにも短く、
王としての業績もないため、王名表から名前が削除されました。
(その死因は今もなおナゾのままです)
ではなぜ功績のない王が現在まで名を馳せているのか?
その理由は王墓から出土した最高級の芸術品ともいえる副葬品にあります。
その数、2000点。中でも純金製の「黄金のマスク」は驚くほど高い技術を駆使して
作られており、当時のものとは思えないほど精巧です。
この黄金のマスク以外にも、体内から取り出した内臓を入れるための容器であるカノポス
櫃(ひつ)と純金製の棺も共に見ることができます。(この棺もかなり細かい細工で
加工されており、もう見入ってしまってコズめるんはしばらく動けませんでした)
ツタンカーメンの話をしたついでにエジプト考古学博物館のことを言わせてもらうと
意外に暑い。エジプト観光の中でも唯一涼める場所ではありますが、
キンキンに冷えた部屋までは期待して行かない方がいいと思います。
そして、飾られてるものがものだけに、
大きな石のかたまり(展示品ですが)がドトーン、ドトーン、とそこらじゅうに、無造作に放置されてる感じ。
(特に1階の古代付近)
なんの詳しい説明書きもなく、整理しきれずにとりあえず置いてある的なものがあちこちにありましたよ。
ナイル・ヒルトン【NILE HILTON】 エジプト考古学博物館徒歩1分!その名のとおり目の前に ナイル川。
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ナイル・ヒルトンの部屋。広くて快適。 旅の最終夜を贅沢に過ごしました。 (いきなり日本人のスタッフから電話があって驚いた!)
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これですか、ナイル川って。 「ナイルの賜物」のナイル川とは思えぬ、街中を流れるダーティーな川。
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部屋のカーテンを開けると、そこにはエジプト考古学博物館。 本当に徒歩1分!
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